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パチンコ・パチスロ特集:『ポカリの攻略研究室』

 パチスロに人生を預ける (第7章)

「フロントに行ってみようか?」

残された可能性に全てを賭ける。


ビールを飲みながら卑猥な話を肴に楽しむおっさんたち。
森の中のように静まり帰ったベッドルーム

そんな中、俺たちは獲物を見つけたライオンのような必死な形相で、フロントに駆け出した。

そして店員さんに聞く。

友達「財布、落ちてませんでしたか?」
と、過去5年間付き添った友達の今まで見た事もない真剣な顔。


店員「どんなお財布ですか?」
冷静だ。 むしろ、少しニヤついてないか? なんだこいつ。


友達「茶色い折りたたみ財布で…」

店員「少々お待ちください…」


奥に去っていった。


どうだ?
あるのか? 

俺と友達は必死に店員を見つめている。

すると奥から店員さんが戻ってきて、


店員「こちらですか?」

友達「ハイ!!」


あった!!
中身は?

するとI君が財布を奪い取るようにして中身を見る。



友達「あった!!中身も入ってる!」

俺「マジ? ほんとかよ!?」


その場で友達と抱き合った。
そして大声を出しながら友達と喜んでいると、店員さんに怒られた。
俺たちは、真夜中のサウナということを思い出し店員さんに謝った(笑)。


「見つけてくれた人は誰かわかりますか?」


と聞くと、「わからない」店員さんは言う。
感謝の気持ちをぶつける相手がいなくなってしまった。

その夜は、何故か眠れなかった。
まだ旅が続けられることの嬉しさと、サイフを届けてくれた人に対する感謝の気持ちで…。


さらにはこの一件で京都という街を、人情という観点からでも大好きになっていた。
財布を届けてくれた人に対しての感謝の気持ちは、京都という街そのものに向けられたのだろう。


そして次の日…


前日の出来事を忘れさせてくれるかのような晴天。
まさに俺たちの旅を祝福してくれるかのような天気だった。
ビルの隙間から差し込む太陽のカーテンが、とても美しかったのを覚えている。


そして、俺たちは今回の旅の終着駅となるであろう大阪へと、大好きな街、京都を後にした。



ありがとう!!



電車での所要時間は40分程だろうか…

目的地である大阪へ…最後の駒を進めた。


   
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