ついに登場したアステカ。
当時、『ダブルウルフCT』や『クレオパトラ』、さらには『エスプ』や『ウルトラマン倶楽部3』などのCT機が登場していた中、
俺はCT機というものに全く興味がなかった。
なんといっても『ダブルウルフCT』はかなりの目押し力が必要とされたのがその理由。
1コマ? 2コマ? かは詳しく覚えてないのだが、CT中の15枚役をゲットするために、かなりの目押し力が必要とされたのだ。
面白いゲーム性に打たずにはいられなかったのだが、
目押しができずに何十枚と損するのは、ただただ自己嫌悪との狭間にいるしかなかったので近づかないようにした。 |
そんな技術介入時代の真っ只中に登場したアステカ。
コイツがまず人気となったのは、CT中の目押し力が3コマ程度でも問題がないと言う事だろう。
そして7が揃ったときに祝福してくれる神秘的な入賞音。多彩なリーチ目。軽いBIG確率…。
そんな新機種がK駅のホールに12時開店で入るとのことで、気合を入れて朝の8時から並ぶ。
一応、ホームにしてた店なのでなんなく先頭をゲット! |
俺は店に並ぶとき、絶対に守るようにしていることがある。
きっと当たり前のことなんだろうけど、必ず気をつけなければいけないこと。
それは「絶対に割り込みをしない」と言う事。
普通に考えれば当たり前なんだけど、これに対しては平然と入ろうとする身内にもハッキリと言う。
「寝坊したんだから後ろに並びなよ」と。
もし後ろが一人ぐらいしかいなくて一緒に並びたいときは、俺が後ろの位置に下がり一緒に並ぶ。
もちろん、人が割り込みなんてしたらすぐに怒る。
朝の8時ぐらいから空き缶やパチスロ誌などを置いといて、平然と9時半ぐらいに来る輩がいたことがある。
そんなときは、溢れてくる憤怒を抑えながら…
「先に並んでたんですけど」 |
こういうと、だいたい帰ってくる返答はこうだ。
客「え?俺の方が先に来てるんだから言われる筋合いないよ」
俺「てめー、こっちはちゃんと並んで待ってんだよ。調子に乗ってんじゃねーぞコラ。」
すぐ口が汚くなる。
客「いや、今日だけだから…はは」
少し顔が引きつる…こんなことでそんな怒るなよ、とでも言いたいのであろうか。
俺「後ろいけこのやろう!!」
だいたいこんな感じでやらかしてしまう。
どんな育ち方をすればこんな普通に割り込みができるんだろう?
揉める度にそんなことを思う。
マジメに並んでいる人たちに対して、申し訳ないとは思わないのだろうか。
ましてや、こういった人気機種で機械割の高い台が入る場合、そういう事が多かった。
俺はこういうのが一番許せなかった。
そして、大体はこうなってしまった場合、他の常連さんが意見に賛同してくれる。
ちゃんと見ていてくれたのだろうか、話したこともない顔見知りの人たちばっかりだけど、
こんな時に初めて「ああ、良い人だったんだ」と思ったもんだ。 |
前置きは長かったが、その日に打ったアステカは9000枚の大爆発をした。
もちろん新記録だったのだが、何より驚いたのは
その店が全台56をやっていて、お店がお祭り状態になっていたこと。
ほかのシマはガラガラだったので、もちろん大赤字だったろうと思う。
そんな昔ながらの営業をしてしまうこの店も好きで好きでしょうがなかった。
慣れないCT機に、一回だけ100G近く残したまま「201枚以上取りきる」といった大失態を犯してしまったが、
CT→BIG→CT…と繋がるのが9連したことや、BIGが41回もついたのに助けられた。
当時、俺がアステカから受けとったメッセージは、「常に時代についてこい!」ということ。
「B-MAXやクランキーコンテストも良いが、面白くて勝てる機種は他にもっと沢山ある!」
そう言われているようだった。 |
一日打って、はじめてCT機というものの楽しさに触れる事ができ、コイツのおかげでまた打てる機種の幅が広がったんだ。
そんなこんなで出会いも最高だったアステカとB-MAXには、この後3年以上もお世話になる。
1999年の収支
1月 +44500
2月+296500
3月+438000
4月+381000
5月+294000
6月+309500
7月+260500
8月+181500
9月 +27500
合計+2233000 |
順調に上げていった収支、頑張って貯めた100万円。
もう俺は立派なプロだ!! と自負しはじめていた…。
だが、これがたった一ヶ月で崩壊してしまうとは、全く思ってもいなかった…。
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