偶然、街であゆちゃんに出会った。
その時の俺は、
「元気でやっているのかな?」 という想いと、
「自分から連絡を断ち切った罪悪感」に、
何から話せばいいんだろう…という気持ちだった。 |
そして口から出た言葉は…、
俺「久しぶり」
あゆ「うん、元気してた?」
ニコニコしている。やっぱりかわいい。
俺「元気元気! まだあそこで働いてるの?」
あゆ「もう辞めたよー、」
なんで?どうしてやめたんだ…。
実は友達が通っていて、その情報は仕入れていた。
ただ、俺は辞めた理由に関しては突っ込まなかった。
すでにこの時、仕事を辞めた理由なんて、突っ込んで良いほどの関係だとは思っていなかったからだ。
あゆ「最近なにしてんの?」
俺「相変わらずパチで食べてるよ」
あゆ「そか、頑張ってね」 |
そう言って彼女は去っていった。意外とあっさりしたものだった。
だが、俺は引き留めようと思い、思わず声が出そうになった。
まだ好きだからというわけではなく、答えが知りたかった。
本当に俺のことが好きだったのか?
それとも利用していただけなのか?
仕事を辞めたのはなぜ?
「もうこの仕事やめて、ポカリと一緒に暮らす」
と、店に行った時に話していたのは本当だったのか。
俺は彼女を裏切ってしまったのか?
頭の中を色々な想いが駆け巡った。
とても大きなミスをしてしまったのかもしれない。
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自分の愛する人を自分で切る形が、今はベストだと思っていた。
でも間違ってはいなかったはずだ。
ただ、自分の保身を考えず、追いかけ続けるということもできた。
俺は逃げたのではないのか?
ついには自分を責め出していることに気づいた。
だが、俺はもうこの一件について、考えるのをヤメにした。
なぜなら「答えがない」からだ。
失敗はしたかもしれない。
だけど、これからは失敗をしないようにしていこう。
そしてそれからの俺は、まるであゆちゃんへの想いが入り込む隙間を塞ぐかのように、
毎日、
毎日、
アルコール中毒者が酒を飲み続けるかのように、俺はパチスロを打ちまくった…。 |