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パチンコ・パチスロ特集:『ポカリの攻略研究室』

 パチスロに人生を預ける (第30章)

日曜日、Mちゃんとドライブに出かけた。
初めての店外デートだ。やはりワクワクする。


特になんの目的もなくフラフラとしていただけなのだが、それでも彼女は楽しそうにしてくれていた。
相変わらず表情はキョトンとしているけど、心なしか笑顔が多い。


その日は何事もなくドライブを終え、車で送ってあげてバイバイをした。 普通のデートだ。

2年以上前から知り合っていたので、不思議と違和感はなかった。


いつもMちゃん感情がわかりづらい事から、楽しんでくれているかはわからなかったけど、
正直、俺はバイバイするのが寂しかった。


だが、それからというものちょこちょこと遊ぶようになり、次第に仲は深まっていった。

そして、いつのまにか俺は、彼女に対してある感情を抱いていた。
彼女の親は、不治の病にかかっていて、それにかかる費用の為に、彼女は掛け持ちで働いているという。


昼はOL、夜はキャバクラ。
その両方の収入で家計を賄っているようだ。


ただ、俺はMちゃんと付き合い始めても、

キャバクラを辞めてくれ」

とは言えなかった。

なぜかというと、彼女の親の入院費や彼女の世話までできるほどの余裕が俺になかったからだ。

所詮はその日暮らしパチ稼業
二人を養っていくなんて、俺には到底無理だった。



そして、ラスベガス旅行に行く直前に、彼女の母親の容態が急変した。

なんでこんな時に…。
彼女のそばにいてあげたい。


俺は葛藤に悩まされていたが、彼女は何事もなかったかのように…

「楽しんできてね^^」

と、見送る言葉をかけてくれた。




俺は後ろ髪を引かれる思いで飛行機に乗った。
飛行機は何事もなかったかのように飛び立ち、日本の地を離れた。


まるで、俺と彼女との間を引き裂くかのように。


ゴーゴーと飛行機のエンジン音が響く中、窓越しにMちゃんの事を思いながら、
俺は何かに心臓をギュッと掴まれているかのようだった。


続く…


   
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