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パチンコ・パチスロ特集:『ポカリの攻略研究室』

 パチスロに人生を預ける (第31章)

ラスベガスは前から楽しみにしていた。

向こうにはギャンブルの本場カジノがある。




慣れてない雰囲気に、慣れてない言葉
さらにはギャンブルをしている時の臨場感と強烈なプレッシャーを想像しながら飛行機に乗っていた。


またそれら楽しいこととは裏腹に、彼女の親に対する心配も頭から完全に抜けてはいなかったんだ。



だが、ラスベガスに到着して飛行機を降りるのと同時に、
そんなジメジメした気分を吹き飛ばすほど心地よい風が俺を包んだ。

気候は30度ぐらいですごくさっぱりとしている。
さらに、そのラスベガスに降り立つ人たちもみんな楽しそうだ。

この瞬間に俺は、せっかくラスベガスに来たんだから、思いっきり楽しんで帰ろうと思った。
そしてホテルまではタクシーに乗って向かった。


ホテルに行く道中、日本では見れない色々な景色に遭遇。

広大な砂漠、 どこまで続いているかわからない荒野、 ジリジリと照りつける太陽、
さらには、そんな広大な砂漠にポツンと広がるネオンの街。


そして到着したホテル…。



 

これがホテルか!?



俺はホテルを見た瞬間に、まるで田舎ものが都会に初めて出てきたような顔をして青空の方向を見上げていた。

何もかも、スケールが違う。

人が「こんなのあったら面白いな」って思うものを本当に実現してしまう街
そして大金と言う便利なものを、一瞬で手に入れることができるかもしれない場所


そして、そんなとこでするギャンブル
勝てるのか負けるのか以前に、ゾクゾクしてきた。


ここで、一億を手にした人だっている。いや、百億とかそういうレベルだろう。


日本でやっているスロットは動いても20万円
もう、どうにもこうにも気持ちが止まらなくなった。


早く勝負がしたい。
早くヒリヒリ感が味わいたい。


ここで気づいた。
いつの間にかスロットを打っている時の俺は、こんな気持ちにならなくなっていた。


飽きてしまっているのであろうか。


そんな自問自答をしながらも、目の前の光景にただボーっと10分ぐらい突っ立っていた。
それとは裏腹に、俺の血はすごい勢いで体の中を駆け巡っていたと思う。

とりあえずチェックインを済ませ、ホテルの一室へと入る。
まずは疲れを取ろう。 それから街に繰り出そう。


そう思ったら、突然ダルさが襲い掛かってきた。


なんだ?


と思う前に俺は暗い闇の底へ落ちていた。


起きると、体がアツい。
なにが起こったんだ。
気づくと大量の汗。
異常なダルさ。


どうやら、風邪をひいてしまったようだ。
日本でひいてきたのか、飛行機で移されたのかはわからない。

ただこの時期は「SARS」が流行っていた。
まさかそうじゃないだろうな、とは思っても、俺は怯えていた。


さらに意識を失い、気づくと24時間近く寝ていた。
起きたのは夜の8時ぐらいで、時差ボケがまだなおっていなかった。



きっと日本では、ちょうど朝ぐらいの時間だ。
さてと…ご飯を食べて、そろそろ金儲けでもするか!


   
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