パチンコ・パチスロ総合メディア-セブンラッシュ@スポニチ:連載コンテンツ(パチンコ・パチスロ特集)
TOP > パチンコ・パチスロ特集:『ポカリの攻略研究室』 > パチスロに人生を預ける > 第34章

パチンコ・パチスロ特集:『ポカリの攻略研究室』

 パチスロに人生を預ける (第34章)
帰国してから、俺は早速Mちゃんに連絡を取った。
久しぶりに聞いたMちゃんの声は、俺の気持ちをくすぐった

話しによると、亡くなったお母さんのお通夜も終わり、少しは落ち着いたと言う。
だが、それが言葉だけで、心は落ち着いていないのを俺は知っていた。


そんな時にこそ、そばにいてあげたいと思った。
だが彼女は、俺を拒んだ。

なぜ?



一瞬そう思ったが、彼女の方から理由を言ってきた。

「今会うと、思いっきり泣いてしまいそう」

と言われた。


しっかりと自分の足で立っていたいらしい。
それを聞いて、俺に今できることはなんだろ? と考えた。


そして俺がとった行動はこれだ。

彼女の家の、郵便ポストに包みを入れる(中身は3万円)。
少しでも経済的に余裕ができれば、と思ったんだ。

金額もすごく悩んだ。
少しでもいっぱい助けたい。
でも、お祝い事でもないのに、大金を包むのはおかしい。

きっと、彼女もそんなことは望んでない。
むしろ、プライドが傷つくのではないか?

そう思って、自分なりに考えて出した結論がこの3万円という金額だった。


俺はその包みを、真夜中に彼女の家のポストへそっと投げ入れた。
だがそのとき、彼女の飼っている犬が俺の気配に気づき、

「ワンワン!」

と大きく吠えた。

俺は悪い事をしてないのに、逃げるようにその場を立ち去った

そして後でまた考えた。

こんなもので良かったんだろうか? と。


そして、自分にいい聞かせるように、

今できる手助けはこれぐらいだったんだ」

と何度も自分に向かって叫んだ。


すると、その二日後ぐらいに彼女からメールがきた。

Mちゃん「ポストに大金入れるなよ〜。盗まれたらどうするの? ありがとう^^」

俺は、メールの最後にある一言が聞けただけで満足だった。



俺のしたことは、自己満足と言われればそうかもしれない。
それでも彼女が、素直に受け止めてくれたことが嬉しかった。


それからは、彼女の事を考えながらもパチスロを打ち込んだ。
ただただ稼ぐことだけに夢中になった。

たった一年だけパチスロ1本で稼ぐと決めていたこの年は、後悔しないように本気でやりたかったんだ。



人生の中でここまで夢中になれるものができたのも初めて。
自分に守らなきゃいけない、と思わされる相手ができたのも初めて。



とにかく今は、 お金を稼ぐことが俺の未来に繋がる



そしてラスベガスから帰ってきた7月は、
いつも通りノリ打ちを中心にし、+676000という成果を上げることができた。

この頃には、都内で動くノリ打ちメンバーも20人ほどになっていた。
「攻略プロ」「開店プロ」「ジグマ」と、
様々なメンバーで俺達の「ノリ打ちグループ」は構成されていた。


そして、都内の大きなグループには、ほぼ横の繋がりで話しが通るぐらいにまでなっていたんだ。
また、この頃にはパチスロを打つバイトを雇い始めていた。

一人で動くと、稼ぐ額が頭打ちになる。
毎日2万浮く台を打ったとしても、月に60万が限界だ。

ただ、2万浮く台をバイトに1万で打たせれば、1万の仲介手数料を取ることができる。
俺はそんな方法も絡めつつ、都内のイベントは片っ端から攻めていった。


特に全台設定6系のイベントは、徹夜をしてでも取りにいった。
と言うよりは取らせた


この頃は、怖いものなんてなかった「稼ぐことが全て」だと思っていたんだ。
そしてガツガツと稼いでいた8月+852000、満足のいく収支を上げることができた。


また、この月はボーナスも出た。

パチスロで食べている奴に、ボーナスなんてあるのかって?




攻略法…それが俺たちのボーナスなんだ。


   
<< 前へ コラムTOPへ 次へ >>