「二人でどっかに遊びに行かない?」
そう言われて、俺は待ち合わせ場所へと向かった。
30分ほど車を走らせて現地に着くと、彼女はすでに待っていた。
ポカリ「ごめんごめん、待った?」
Y子「待ってないよ〜」
ポカリ「そか〜、どこ行く?」
Y子「どうしよっか」
ポカリ「とりあえず飲みにでもいくか!」
Y子「うん」
年は5歳以上も離れているけど、敬語は一切使わない。
お互いの関係が遠くなる気がするからだ。
そして飲みに行き、この一時間前に話した時よりも、お互いの事を深く語る。
さっき話したのは、履歴書にも書くようなお互いの経歴。言わば名刺みたいなものだ。
いま、2人だけで話しているのはお互いの中身。
もちろんこちらの方がお互いの事をより分かり合うことができる。
中身を話しているだけではなくて、それを伝える挙動だったり物の言い方だったり、その全てでお互いが観察しあっている。 |
Y子は、友達のためにお見合いパーティーに参加してきたと言ったけど、
実際は少し結婚願望があるらしい。
正直なところ、これを聞いて俺は少しひいた。
まだ25歳にもなっていない俺には、結婚願望なんて全くなかったからである。
それでも、お酒が入ったせいか、お互いの距離はグングンと近づいていった。
そこで彼女から、衝撃の一言が放たれる…。
Y子「今日、泊まっていく?」
この言葉を聞いた時、
「もし子供ができたら結婚させられるのか?」
そんな不安が頭をよぎった。 |
Y子の住んでいる所は群馬県らしく、今日はホテルを取ってあったらしい。
それでも、とりあえず部屋で呑みなおそうということになったので、遠慮なく行ってみる。
道中、今日会ったのにいきなり部屋に呼ぶなんて、大胆だな…と、様々な不安が頭をよぎる。
そうこうしているうちに、彼女が泊まっていたホテルの一室へ。
すると、Y子がいきなり化粧を落としはじめた!
な…
何をする気だ!
彼女がこっちを見た。
まるでビーマックスでの3回目の小役ゲ−ム、残るゲーム数は27ゲームと言う極限の緊張状態だった。
そして次の瞬間、俺は全く微動だにできなかった…。 |