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パチンコ・パチスロ特集:『ポカリの攻略研究室』

 パチスロに人生を預ける (第48章)

彼女がこっちを見た。


そして次の瞬間、俺は微動だにできなかった…。


彼女が、まるで別人になっていたからである。


化粧でこんなに変わる人がいるのか!?
化粧を落とすだけで、ここまで違うものなのか?



この瞬間に、沸点まで上り詰めていた俺の気持ちは一気に凍った。


事が終わった後でもないのに化粧を落とされるのにも冷めたし、
化粧を落としたら全くの別人になってしまったのにも冷めた。


その後は、適当に会話をしつつ、

「次の日朝早いから!」

と言って朝の4時ぐらいに帰ってしまった。


自分と、感覚だったり常識の違う人に対しては、すぐに距離を置いてしまう。

俺の冷たい所だ。



そんな感じで、初めてのお見合いパーティーは無事? に終わった。

だが、その時に電話番号を交換した人は彼女だけではなかったので、
その後もほかの女性と連絡は取り合ったりしていた。

そして、特に何の進展もなかった。

わけではないのだ。

たまに、食事に行ったり映画に行ったりしているうちに、結構仲良くなれた女性が一人いた。
だけど、その頃にはまたキャバクラにハマっていた。


竹○塚にあるお店に、友達に誘われていったのがキッカケで
小柄で猫みたいな可愛い女性、そして話しがとても面白いM子と知り合った。


お酒が入ったせいでそう見えたのかはわからないけど、俺の中で久々の大ヒットだった。

それからは、そのお店に友達と月/2回のペースで通い続けた。


常に友達と行くのには、意味がある。


一人で行くと、「本気」っぽく思われるのがイヤだったからだ。


今まで、こちらからのめりこんで落とせた試しはない
むしろ、こちら側が気のない相手だったり、自然に振舞える相手との方が良い関係を保つ事ができた。


その為、必ずしも「おまえが好きだ」と言うのを表さない方が落とせる!
と思っていたため、常に友達と行き自然を装うようにしていた。

「酒を飲んで勢いがついてきたから、ついでに来てやった」

ぐらいの素振りで…。


その後も、その子が茨城県に移動してしまったのだが、
彼女が誕生日だったり何かキッカケがある時にはちょこちょこ会いに行った。

わざわざ車を走らせて、東京→茨城まで1時間以上もかけて(笑)。



だが、そんな風に徐々に積み木を重ねていたのだが、ある出来事のせいで、それは一瞬で崩れ去った。
俺がM子の働いているお店でかなり呑んでいる時に、スキを突かれて携帯を見られてしまったのだ…。


そして、お見合いパーティーで知り合った女性とのやり取りを、モロに見られた。

「やばい…! 取り返しのつかない勘違いをされる。」

だが、時は待ってはくれなかった。


彼女が見たメールの内容には、「映画楽しかったね♪」と書いてあり、
さらには署名をつける機能が付属されていた当時の携帯で、
「ハートマーク+●●子」と、名前まで添えられていた。


それを見られ、キャバ嬢のM子は接客以外の事では口を聞いてくれなくなった。
俺も、言い訳をする気さえ起こらず、それ以来M子の店に行くのをヤメた。


お互いに、ちょっとは本気だったってことだろうか。
それとも、その程度の存在でしかなかったんであろうか。


答えのない問題だったんだけど、
罪悪感を感じながら、これを機に女性関係をすべて断ち切った。 友達まで全部だ。


何もかもが、めんどくさくなってしまった。


そして、気持ちを切り替えてパチンコパチスロのモバイルサイトで働き始めた。

仕事内容は…というと、
機種情報の原稿を書いたり、シミュレーターを作ったり、新機種が出ると取材に行ったりもしていた。


パソコンの専門学校に行っていたのと、
今までパチスロをやってきた事の両方が、ここでの大きな力になった。


俺にしかできないこと。
それを見つけることができた気がする。



また2ヶ月ぐらいで、ある程度の仕事ができるようになった。

上司は2年ぐらい前からの友人だったので、仕事の話もとてもしやすく、
元からパチスロの知識があった俺にさほど難しい内容ではなかった。


そんなある日、上司に誘われて呑みに行った。
上司は俺以上のキャバクラ好きなので、キャバクラに行くために俺を誘ったのかな? と思っていた。


だけどそれは、大きな間違いだった。


地元の居酒屋で2時間ほど呑んだ時、上司から

「●●をやってみないか?」

と言われたんだ。


これが目的だったのか…。


ふと俺は、ガヤガヤうるさい居酒屋の中が、
ホールにいるときの居心地の良さと凄く似ている、と思った…。


   
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