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パチンコ・パチスロ特集:『ポカリの攻略研究室』

 パチスロに人生を預ける (第50章)
年末合コンの1ヵ月後、姉御肌の彼女と遊びに行った。


場所は居酒屋で、2時間ほど呑んでバイバイ。
その後も、映画に行ったりした。


そんなことを1ヶ月ほど繰り返しているうちに、自然と付き合うこととなった。


当時、別に彼女がいたので、実質二股だったのだが、姉御肌の彼女と本気で付き合っていこうと決めた。
そして、その前に付き合っていた彼女とは別れた。


そして姉御肌の彼女とは、付き合う時にあることを約束していた。


それは…

「付き合うんだったら、結婚までちゃんと考えて欲しい」

というものだった。


今時、付き合う時の条件にそんなことを言う女の子がいるのか?

そう思ったのを覚えている。

「まーなるようになるだろ!」ってことで、その場は約束をした。


そして1年ほど付き合った頃、彼女から忘れていた一言を言われた。

「本当に結婚する気あるの?」

正直いって、特に深く考えていたわけではなかったので、そんな事を言われて戸惑った。


それでも不思議と、ウザイとは思わなかったんだ。
結婚する気があるんならそれでいいし、ないんならハッキリいって欲しいといった感じだった。


昔だったら、結婚なんて一生しねえ!
とか思っていたんだけど、いつの間にか結婚してもいいかな? と思うようになっていた。


それは、自分が好きなことをやり続けていたからってこともあるし、
彼女なら将来、とても良い嫁さんになりそうだ、と思ったからだ。


今まで付き合った女の子は、自分てものをハッキリと持っていた人が少なく、ただ付き合っていると言う感じだった。
でも彼女は、自分をハッキリと持っていて、しかもそれが間違ってはいないな、と思わせるものばかりだったんだ。


例えば食べる時の行儀とか、海に入るたびに「上がったらメールちょうだいね」とか、
そんなことはあまり言われた事がなかったので、大切にされてる気がした。


基本的にこのコラムを最初から読んでいる方はわかると思うが、俺は自分の事しか考えない。
人に対してしっかりとした愛情を表現できる彼女は、とても魅力的だった。


また、誕生日にはいきなり手編みのマフラーをくれたりして感動したのを覚えている。

「ちょっと古いな」

とも思ったけど、俺の年齢を考えてとても良い色のマフラーを編んでくれた。


そして、結婚を真剣に考え始め、彼女には「結婚しよう!」と言った。
11ヶ月後の年末に日取りを合わせ、着々と準備を進めて行ったんだ。


だけど、20歳の頃には500万以上あった貯金も、
専門学校やら実家の借金を返済しているうちに、100万近くまで減ってしまっていた。


結婚式を挙げるまで10ヶ月。
この間に200万を貯めなければいけない。



会社の手取りが17万だったけど、パチスロで稼いでいるおかげで、給料には全く手をつけないで生活できていた
だから、10ヶ月あればボーナスを含めて200万なんて簡単に貯まる、と思っていたのだ。


だけど、神様が試練を与えるかのように、問題は起こった。


結婚まであと7ヶ月っていう大事な時期に、会社から給料が出なくなってしまったのだ!!
上司と社長に呼ばれ、話しを聞いてみると、会社が危ないらしい。


潰れるのか!?


俺は瞬時に次の手を探った。
その時の会社も好きだったし、一緒に働いている上司も社長も好きだったので、本当は一生働き続けたかった。


だけど、給料が出なくなって困るのは、俺ではない。
結婚するのを楽しみにしている彼女なのだ!



こんな肝心な時に…なんで…。
少し悲観的にはなったが、行動しなければ何も始まらないので、とりあえず次の会社を考え始めた。

給料が2ヶ月分も止まっている状態
だったので、その時に勤めていた会社には、
社長に話しを通して4月いっぱいで会社を辞めることにした。


その頃の上司も、年末に結婚を予定していたらしいが、会社がそんな状態だった為、あきらめたらしい。

でも俺は、諦められなかった。

いや、諦められなかったと言うよりは「結婚する」彼女に伝えた言葉を裏切る事ができなかった。
そして5月からは就職活動をしながら、以前のようにパチプロになるしかなかった。


結婚式を挙げるまでの残り190万、どうするか…。
残るはあと7ヶ月



7ヶ月で190万、どう考えてもきつい…。


ましてや、池袋のグリンピ−スで毎日打っていただけに、当時の機種には知識が追いついていなかった。
過去の機種に捕らわれすぎたせいで、それが仇となってしまったのだ。




予測不側
ギャンブルの勝敗だけではなく、人生の勝敗も常にそこにあるな、とふと思った。


   
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